武田薬品工業<4502、株価 - チャート>が4日続伸し、一時65円高の4815円まで買われている。同社は前週末20日、厚生労働省から肥満症治療剤「オブリーン」(一般名:セチリスタット)の製造販売で承認を取得したと発表、材料視された。

同剤は、消化管およびすい臓から分泌される脂肪の分解酵素であるリパーゼを阻害し、消化管からの脂質の吸収を抑制することで体重を減少させるとともに、内臓脂肪を減少させ、各種生活習慣病パラメータを改善する。今回の製造販売承認取得により、同剤は脂質吸収を抑制する日本で初めての肥満症治療剤となる。

同社は、03年に同剤の日本における開発および販売権をオランダのNorgine社(アムステルダム)から取得し、開発を進めていた。

午後2時時点の株価は、前週末比55円高の4805円。