郊外から都心部へ向かう場合にお得な、電車などの公共交通機関を有効活用した方法を教えます。

一般的に、都心は駐車場が高く、郊外は安いですが、その差額が往復の電車代と同じ場合、ガソリン代がかからない分、安くあがります。

首都高などの都市高速や、大都市近郊の高速料金が高い区間を通る場合は、その傾向が強くなります。

私の経験では、首都圏に向かう場合、千葉県、茨城県の水戸付近、栃木県、群馬県、山梨県、神奈川県西部~静岡県東部にかけてあたりから都心方向は、高速道路経由の車の費用(高速料金+燃料代+駐車場料金)よりも、大人三人分のJRの運賃の方が安くあがります。
愛知県、長野県、新潟県、福島県から出発でも、高速バスを利用すれば、大人二人~三人分くらいになります。
しかも、都市高速道路は制限速度が低いので、それらのエリアから普通電車で向かっても、追い付いてしまいます。
電車の中で休めながら移動できるのも魅力です。
高速料金の差額+燃料代の差額+駐車場代の差額>全員分の電車代
の条件が揃うのです。

もう一つは、
車の走行コストを原価計算した場合との比較です。
燃料代や高速料金の他に、タイヤなどの消耗品代、メンテナンス費用、車の取得費用も計算にいれます。
(車の取得費用+廃車までに消費する燃料代+タイヤなどの消耗品代+メンテナンス費用)÷(廃車までに走行する距離)=(1kmあたりのコスト)

(1kmあたりのコスト)×(お出かけの際の走行距離)=(お出かけの際の走行コスト総額)

(お出かけの際の走行コスト総額)+高速料金+駐車場料金=(お出かけの際の費用総額)

という計算式ができます。
この計算式を使って計算すると、目的地が駅前なら、たいていの場合、カローラクラスの国産大衆車で、新幹線普通車の大人二人分と大差ない金額になります。
高速道路をできるだけ使わずに、公共交通機関での移動をこころがければ、少ない人で年間一桁万円、多い人で30万円以上の旅費が節約できます。
自動車通勤を電車やバス通勤に変えるのも有効ですね。
勤務先が駅から遠い場合、自転車やバイクを組み合わせてもいいと思いますよ。

公共交通機関を積極的に利用すれば、省エネ、有害ガスの排出削減になりますし、公共交通の活性化にもなるなど、本が一冊書けるくいのメリットがあります。