「一時心肺停止」中村うさぎ氏の気になる病状
東スポWeb 9月19日(木)16時19分配信
「一時心肺停止」中村うさぎ氏の気になる病状
回復が待たれる中村うさぎ氏

 破天荒な言動で知られる人気作家の中村うさぎ氏(55)が一時、心肺停止の危篤状態になっていたことが18日わかった。知人でタカナシクリニックの院長・高梨真教医師がブログを通じて異例の情報公開。ブログで高梨医師は同日夕、「先ほど中村さんは目を覚ましました」と報告した。中村氏は都内の病院の集中治療室(ICU)で治療中だが、病名は正式に出ていないという。

 中村氏の病状を公開したのは中村氏の美容整形の担当医である美容形成外科「タカナシクリニック」の高梨真教院長。中村氏と共同執筆するブログ「中村うさぎVSマッド高梨ガチBLOG!」で18日、明かした。

 ブログによると、中村氏は7月末から嘔吐と体調不良が顕著になり、8月上旬には、手が震えたり下肢に力が入らなくなった。自己免疫異常が関係する、中枢系の疾患の可能性があるという。危うい状態に陥ったのは今月14日。高梨氏は本紙にこう語った。

「金曜日(13日)に電話した時は『かなり調子も良くなっている』と話していたが、容態が急変して、土、日、月曜と意識不明になった。今日(18日)、お見舞いに行ったときは、呼吸器のチューブを付けているから会話はできなかったが、こちらの話は分かっているようで、目を合わせたり手を握ったりすることはできた。先週まではマツコ・デラックスさんと対談したり、週刊文春の連載を執筆したり、病室でも仕事をしていた。今週は大事を取ることになるだろう」

 ブログで中村氏の病状を公開したことについては「特にうさぎさんに託されてやっているわけではないが、医療の知識がある友人として、私の判断で(病状の報告を)やっている。あのブログは私のブログでもあるし、うさぎさんの公式ブログでもある。入院中、私がうさぎさんの病状を記したブログを本人もチェックしています」と説明した。

 事情を知る関係者によると、中村さんが入院したのは8月中旬。

「7月ごろから異常なほど顔がむくんだ状態となったため『どこか調子が悪いんじゃないか』と言われていました。あまりにもむくんでいたため、ご両親も分からないほどだったとか。8月中旬には全身にまったく力が入らなくなったため、緊急入院となったのです」

 中村氏は、8月21日と9月4、11日、レギュラー出演しているテレビ番組「5時に夢中!」(TOKYO MX、東京ローカル)の出演を取りやめた。スタッフによると「8月28日に出演した時は、かなりしんどそうだった」。当初は四肢に力が入らなくなる病気、ギラン・バレー症候群が疑われたが、現在も病名はハッキリしていない。

「9月に入ると体にまったく力が入らなくなり、ご飯を食べられないどころか、飲み物すらダラーッと口からこぼす状態となりました。香港人の夫が看病していたのですが、顔はパンパンなのに体はどんどんやせていった」と別の関係者。

 一時は心肺停止となったが、何とか意識は戻った。「10分間ほど心肺停止していたと聞いています。ご両親も実家から駆けつけるなど、かなり危ない状態だったとか」(前出関係者)

 幾度の整形手術など破天荒な生き方や作風でファンも多い中村氏。素顔は優しく、人望も厚いため、多くの仲間や関係者が回復を祈っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000025-tospoweb-ent