日経平均は大幅続伸。米FOMCにおいて、量的緩和の縮小が見送られたことを受け て、リスクオンムードの高まる展開となった。リスクオンに伴う円安進行、アジア新 興国株の大幅上昇なども追い風となり、主力の景気敏感株を中心に強含む格好に。 大引けの日経平均は前日比260.82円高の14766.18円となった。東証1部の売買高は37 億4897万株、売買代金は2兆4147億円。業種別では、鉄鋼や非鉄金属、不動産、その 他金融、パルプ・紙、機械、銀行、情報・通信などの上昇が目立ち、全セクターが上 昇した。 個別では、長期金利の低下が好感され、三井不<8801>や三菱地所<8802>、住友不 <8830>など大手不動産株が強い動き。また、商品市況の先高観が強まり、住友鉱 <5713>や大平金<5541>など資源関連株が大幅高。その他、いすゞ<7202>や日野自 <7205>など、新興国関連も堅調だった。一方、ドル・円の円高進行が嫌気され、ソニ ー<6758>やキヤノン<7751.T>などが軟調だった。