アンゴラ共和国の首都ルアンダ(Luanda)には、総人口の30%近い約400〜500万人が居住していると言われています。(東京都ですら日本の総人口の10%程度)元々、ポルトガル人が50万人程度住むことを前提に建設した街であり、受け皿の規模に比して過剰な人口、そして経済発展により増加する一方の車と狭い道路、且つ建物に駐車場が無いため路駐しか方法がないことなどの相乗効果により、市内の渋滞は極限に達しています。
ツチ族とフツ族による紛争を描いた映画「ホテル・ルワンダ」のルワンダ(Rwanda)共和国と混同しやすい名称ですが、ここアンゴラもわずか10年前の2002年まで27年にもおよぶ内戦が続いていたという過去があります。実はこの内戦を避けて首都ルアンダに大量に流入した避難民が、首都集中を助長した経緯もあります。