本項で解説する菓子の「柿の種」は、どの辞書も第二義に挙げている[2]。創製者・今井與三郎(浪花屋製菓創業者)が命名し、発売された1925年(大正14年)に一商品名として世に出たもので、商標登録は行われず[4]、製法が公開されたため[4]、多くの業者が参入して市場が形成され[4]、早くから一般名称化した。

小学館『精選版 日本国語大辞典』第2版は、第三義として「けちん坊」の意を挙げており[2]、これも別名として「柿の核(さね)」がある[2]。