●AGAとは
AGA(男性型脱毛症)とは、成人男性によく見られる進行性の脱毛症で、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が徐々に薄くなるのが特徴です。
進行を放置すると薄毛が徐々に進むため、早めの治療が重要とされています。
主な原因は、遺伝と男性ホルモンの影響によるものです。
男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮の「5α還元酵素」と結びつくことで、より強力な「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されます。
このDHTが毛髪の成長期を短縮させるため、髪の毛が太く長く育つ前に抜け落ち、結果として薄毛が進行します。

AGAの治療には、主に内服薬と外用薬が用いられます。
内服薬としては、抜け毛の原因物質であるDHTの生成を抑えるフィナステリドやデュタステリドなどがあります。
外用薬では、発毛を促進するミノキシジルなどが一般的です。
しかし、薬を使った治療には副作用も存在するので注意が必要です。
また、女性はフィナステリドの使用が禁止されているなど制約もあります。
※女性に発症するAGAはFAGAと呼びます。

AGA治療薬以外には、スーパースカルプ発毛センターなどで行われている独自の発毛法や生活習慣の改善、適切な栄養バランスの食事などが改善方法として挙げられます。