高気密高断熱の家には多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットも存在します。
■ 高気密高断熱の家の主なデメリット
1. 建築コストが高い
高性能な断熱材や気密施工技術が必要となるため、一般的な住宅よりも初期費用が高くなる傾向があります。
2. 換気設備が必須
密閉性が高いため、自然換気が難しく、機械換気(24時間換気システム)を常時稼働させる必要があります。停電時などには注意が必要です。
3. 施工の技術差で性能にばらつきが出る
断熱や気密の施工が不十分だと、本来の性能を発揮できません。施工会社の選定が非常に重要です。
4. 夏場に熱がこもることも
断熱性が高いため、一度こもった熱が抜けにくく、日射対策や通風設計が重要になります。
5. 室内のにおいがこもる場合がある
気密性が高いため、料理や生活臭が残りやすくなることも。換気や脱臭機器の導入が有効です。
これらのデメリットを理解し、適切な換気設計や信頼できる施工業者の選定を行うことで、快適な住まいづくりが実現できます。