神社にお参りに行ったら境内に幼稚園があるのを見かけたという方は多いはず。
神社は日本の精神文化である神道の始まりまでルーツを遡る必要がありますが、神社保育が始まったのは終戦後と言われています。
当時は物資が不足しており、保育園や幼稚園の園舎も十分な設備があるとはいえない状況でした。
そこで日本各地の神社が子どもたちがのびのびと活動し学べる環境を提供するため、境内の一部を保育用に開放したのが、神社保育のはじまりとされています。
神社の境内には必ず「鎮守の森」があり、私たち日本人は神社の境内で遊んだことがあるはずです。
そして神社は、近所に住む住民が参拝に訪れたり、お祭りなどの行事があったり、子どもの遊び場が少なくなっていっている現代で、鎮守の森は貴重な場所です。
そんな神社の境内で子どもが地域との関わりの中で、のびのびと育ってゆくことができる、これが神社保育の最も大きな特徴なんです。
なので境内にある幼稚園は日本の伝統とも言えますし、歴史ある幼稚園が多いんです。