トラネキサム酸は比較的安全性が高い薬とされていますが、いくつかの副作用が報告されています。以下は主な副作用です。

1. 消化器系の副作用
吐き気・嘔吐: トラネキサム酸の内服により、胃の不快感や吐き気、嘔吐が現れることがあります。
腹痛・下痢: 消化器系の不調として、腹痛や下痢が生じる場合があります。
2. 血栓のリスク
トラネキサム酸は血を固まりやすくする作用があるため、血栓ができやすい人や過去に血栓症の既往がある人は、使用に注意が必要です。まれに血栓が原因で、深部静脈血栓症や肺塞栓症のリスクが高まる可能性があります。
3. アレルギー反応
皮膚の発疹やかゆみ: アレルギー反応として、皮膚に発疹が出たり、かゆみを感じることがあります。重篤な場合は、使用を中止し医師に相談する必要があります。
4. めまい・頭痛
トラネキサム酸の内服により、めまいや頭痛が生じることがあります。これらの症状が続く場合は、医師に相談することが推奨されます。
5. その他の副作用
視覚障害: 非常にまれですが、視覚に影響を及ぼす副作用が報告されています。目のかすみや視力の低下が起きた場合は、直ちに医師に相談してください。

トラネキサム酸は安全性が高い薬ですが、吐き気や血栓リスクなどの副作用が生じることがあります。使用前に医師と相談し、既往症や体調を考慮して適切に使用することが大切です。また、副作用が現れた場合は、速やかに医師に相談することが推奨されます。