ネット上で「ヤクルト1000」という言葉が連日話題となっています。これは、ヤクルト本社(東京都港区)が販売する宅配用商品「Yakult(ヤクルト)1000」(100ミリリットル、税別130円)と店頭販売用商品「Y1000」(110ミリリットル、税別150円)をまとめて言い表したもので、ネット上では「商品がなかなか手に入らない」といった声が多く出ています。なぜネット上で連日話題になるほど人気なのでしょうか。また、これらの商品は、定番商品の「ヤクルト400」とは何が違うのでしょうか。同社広報室の担当者に聞きました。

担当者「社会課題としても認識されている『ストレス』や『睡眠問題』の解決に貢献したいという思いに至ったからです。

1999年に『乳酸菌シロタ株』を400億個含んだ『ヤクルト400』(80ミリリットル、税別80円)を発売後、当社では、さらなる高菌数・高密度の商品の検討を始めました。その間、世間では、脳と腸がお互いに影響し合うという『脳腸相関』を示す研究が出始め、学術分野ではその研究が進みました。

また、乳酸菌シロタ株についても、基礎研究において高密度にすることで神経系に作用することが明らかになりました。その作用を通じてお客さまの健康に寄与できる機能は何かと考えたときに、『ストレス』や『睡眠』の解決に行き着きました。その後、検証を行い、高密度の乳酸菌シロタ株には、ストレスの緩和や睡眠の質を高める機能があることが確認できたため、商品開発を始めました。