シングルレバー混合水栓の水漏れは、バルブカートリッジを交換するだけで解消されることが多いです。

しかしカートリッジを交換しても水漏れが解消しない場合はパッキンの劣化が考えられます。
そこで、スパウトパッキンの交換手順について把握しておきましょう。

スパウトパッキンを交換する際には、カートリッジを外す必要があります。
そのためこの手順を覚えておくことで、カートリッジの交換もできるようになります。

①レバー下の温水冷水マークをマイナスドライバーなどで外す
②中の穴を六角レンチやドライバーで外す
③レバーハンドルを上に引き抜く
④シングルレバー混合水栓専用取り外し工具を胴体の一番下の穴に差し込んで固定する
⑤本体が回らないようにしながらプライヤー等でカートリッジカバーを回して外す
⑥この時点でカートリッジが外せたので交換する場合は新しいカートリッジを用意しておく
⑦スパウトを上に引き上げて取り外す
⑧わっかのようなスパウトパッキン2個を取り外す
⑨新しいパッキンをついていたパッキンと同じ向きで取り付ける
⑩逆手順で元に戻す

シングルレバー混合水栓を分解する際に注意しておきたい点がいくつかあります。

カートリッジやパッキンは必ず適合するものを使用する
胴体は必ず固定してカバーを回す
スパウトパッキンの向きを逆につけない
カートリッジやパッキンは、必ず適合するものをつけてください。
totoならどんな部品でもあるだろうと考えがちですが、ホームセンターで全てのメーカーの部品が揃うとは限りません。

また胴体部分を専用工具で固定しないと、蛇口の下の給水管がねじれて破損し、階下へ漏水する恐れがあります。
自信がない場合は水道業者に依頼して交換をしてもらいましょう。

また、スパウトパッキンは2つあり正しい向きが決まっています。
逆につけると水漏れが解消しない可能性があるので、取り付けられていたパッキンの向きを確認しておきましょう。