歯の内側を磨くには
外側は上述のように皮膚をめくることで意外と簡単に磨くことができます。しかし、内側は口を開かないと磨くことができず、難しいかもしれません。
この際は、犬歯の後ろ側のスペースに指を入れてみましょう。すると比較的抵抗なくパカッと開けてくれることがあります。
またニオイや味付きの歯磨き粉をつけるとペロペロと舐めてくれるため、その隙に歯ブラシのヘッドを入れて磨いていくこともできます。
歯磨きをさせてくれた後はたっぷりほめてあげましょう。
歯磨きをしたら「褒めてもらえる」「ご褒美をもらえる」と良い体験として記憶させることで、歯磨きが行いやすくなります。
犬用歯磨き粉の使い方・選び方
歯磨きをはじめたてでまだ苦手、という子の場合には歯磨き粉のフレーバーで選んでみましょう。
上述の通り、愛犬に歯磨き=いいことというイメージを持ってもらうことが大事なので、まずは愛犬の好みのテイストを見つけるため最初は色々と試すのも良いです。
飼い主さんの指につけて舐めるようならそのフレーバーを使ってみるとよいでしょう。
犬用の歯磨き粉は、人間用のものとは違い、歯磨きの後にうがいや水ですすぐ必要はありません。
犬が大好きなフレーバーはチキン味。最も多く販売されている種類です。
また最近では「マヌカハニー」の口内ケア用品もでています。
甘くおいしそうなイメージのマヌカハニーですが、実は口内環境にも良いそうです。
マヌカハニージェルを歯ブラシやガーゼにつけて歯磨きをすると磨かせてくれる子もいるかもしれません!
最近では歯ブラシや歯磨き粉なども様々な種類が発売されています。もし歯磨きをどうしても嫌がる子であれば、
ぜひいろんなフレーバーを試してみてください。お気に入りのフレーバーを使うことで歯磨きが得意になるかもしれません。
まとめ
犬にとっても歯磨きはとても重要です。しかし歯磨きが大好き!という子は非常に少ないと思います。そのため、歯ブラシは諦めてしまう飼い主さんも多いようです。
しかし、そのまま歯ブラシをせずに放置していると、知らず知らずのうちに愛犬の健康を大きく損ねる歯周病リスクがあることを知っておく必要があります。
命に関わる問題でもあるため、大変ではありますが、飼い主さんの歯磨きをしてあげる意識が大切です。
まずは愛犬がストレスを感じないように、ゆっくりゆっくりとご褒美をたくさんあげながら
慣れさせていきましょう。
お互いに無理なく、長生きしましょう!