愛情表現としてふみふみする猫がいる一方で、まったくやらない猫もいます。ふみふみするのかしないのか、その違いはどこにあるのでしょうか。
親離れができている(自立心が育っている)かどうか
先ほども説明した通り、甘えしぐさとしてのふみふみは、母猫のお乳を飲んでいたときの名残です。
一方で、子猫時代にしっかり母猫に甘えていた、コミュニケーションが取れていた子猫は、離乳が進むにつれてふみふみしぐさをやらなくなります。
これは猫のなかで自立心が芽生え、精神面で成長するにつれ、ふみふみの回数も少なくなっていく傾向があるのです。

逆に親から引き離されるのが早く、自立心が育っていない猫の場合は、寂しさを紛らわせる手段としてふみふみをやることがあります。
飼い主の目の前や、飼い主に対してふみふみをやるときは、猫からの「信頼しているよ、大好きだよ」のサイン。そんなときは思う存分甘えさせてあげると、さらに仲は深まるでしょう。