食事に気を付けていて、歯石や歯周病でもない、それでも口臭がひどいという場合は、

内臓の病気を疑ってみましょう。

まずはおしっこやうんちに異常はないかチェックしてみてください。

猫は体の構造上肉食動物と言われています。良かれと思ってあげた野菜や穀物なども

実は消化・吸収するのがとても苦手なのです。

ご飯の材料を確認し、穀類の含有量が多い場合は、消化不良を起こしている可能性があります。
日頃から消化不良を起こしている場合は、下痢になったり、口臭の原因となります。動物性たんぱく質が多く含まれている食事に換えてみるとよいでしょう。

原材料の一つ目に「肉類」が書かれているフードがオススメです。




病気の種類:糖尿病
糖尿病は、インスリンと呼ばれるホルモンが膵臓から十分に分泌されなくなったり、インスリンに対する体の反応が鈍ったりすることで血糖値の高い状態が続いてしまう代謝異常です。

インスリンは、糖類を細胞の中に取り込む働きをするホルモンなので、インスリンが機能しなくなると体を動かすエネルギーを作り出すのに必要な糖を取り込めなくなってしまいます。

その結果、糖が血液中にたくさん残った状態になり、尿の中にも糖が含まれるようになってしまうのです。

糖尿病が疑われる場合は、まずはすぐに病院での診察や検査で確かめましょう。

1型と2型でも異なりますが、おおむね症状が軽い場合は、食事療法(療法食など)や運動療法などを行い、糖がたまりにくい身体にするための生活習慣改善を行います。それでも血糖値をコントロールすることが難しい場合は、インスリンの投与や経口血糖降下薬などの投与をしつつ、食事療法を取り入れて体重を適切に保つなど、病院と家庭での連携治療を継続していく必要があります。




病気の種類:腎不全
腎不全になると、尿毒症性口臭という独特の口臭を発することがあります。アンモニア臭のような不快な臭いが特徴です。


猫の慢性腎不全とは、尿のろ過を行っているネフロンが緩やかに壊れていき、腎臓が慢性的に機能不全に陥った状態のことです。急性腎不全ではたった1日で腎臓の機能が破壊されますが、慢性腎不全では数ヶ月~数年かけて徐々に破壊されていきます。

ネフロンとは、腎臓の基本的な機能単位であり、腎小体(じんしょうたい)とそれに続く1本の尿細管(にょうさいかん)から構成されています。何らかの理由によりこのネフロンが徐々に破壊されていき、数ヶ月~数年かけて徐々に症状の悪化を見るのが慢性腎不全です。 猫の慢性腎不全の症状としては以下のようなものが挙げられます。腎臓が75%以上破壊されてようやく症状が現れることもしばしばです。好発年齢は9歳頃で、年齢の上昇と共に発症率も高まります。

(出典元:https://www.konekono-heya.com/byouki/hinyouki/mansei-jinfuzen.html)



まとめ

口臭といっても、原因がひとつとは限りません。

食事や口内環境、内臓病などあらゆる視点から猫ちゃんの健康を守っていく必要があります。

毎日コミュニケーションやスキンシップを取りながら、こまめにケアしていき

大切な愛猫と健康に長生きしたいですね。