散歩嫌いの犬にとって、ハーネスやリードは恐怖の対象です。本来であれば楽しいはずの散歩を嫌がるのは、「散歩=怖い」など、散歩に対してマイナスなイメージを抱いているからです。 飼い主さんは、愛犬が抱くマイナスなイメージを払拭させ「散歩=楽しい」に変えてあげる必要があります。

そこで、愛犬を散歩好きにさせる方法を2つご紹介します。

ご褒美を用意する
まずは、散歩に対してプラスなイメージを持ってもらえるように、愛犬の好きなおやつを用意しましょう。ふだんは与えないような特別なおやつを用意すると、さらに効果的です。
玄関でハーネスやリードを付けた時点でおやつを与え、散歩中は時折歩きながらおやつを与えて歩くことを促しましょう。 犬友さんがいる場合は、外に慣れてもらうために、犬友さんにおやつを与えてもらうのもおすすめです。 トレーニングを始めたばかりの頃は、おやつを食べたらまたすぐに座ってしまうかもしれません。これでは意味がないと思うかもしれませんが、それでOKです。 焦らずゆっくりトレーニングを続けるうちに、外の様子や匂いに興味を持ってくれるはず。 むやみに急がせたり、怒ったりしないように気長に続けましょう。

楽しい経験をさせる
歩くことを面倒だと思ったり、人や犬に対して恐怖感を抱いたりしている犬も多いはずです。 その場合は、近くの公園や広場まで抱っこをして連れて行ったり、キャリーやカートに入れて運んだりしてみてください。公園に着いたら、地面におろして自由に過ごしてもらいましょう。 外の匂いを嗅いだり、おもちゃで遊んだり、お気に入りの場所を見つけたり…。 犬にとって楽しいと思える経験をさせてあげることで、散歩を好きになってもらいましょう。 最初から長時間歩かせたり、ほかの犬や人に接触させたりするのはNGです。
愛犬には愛犬のペースやタイミングがあるので、のんびり構えてトレーニングを続けていきましょうね。