では、できるだけ涙やけにならないよう、予防をしていきたいですよね。
事前にできる対策についてご説明いたします、


・涙があふれ出ることを防ぐため、刺激になる可能性のある逆さまつげや目の周りの毛はできるだけ短く、定期的にカットします。
もし涙の量が多いな、眼の周りが良く濡れているな、ということがあれば
目に炎症が起きていないか、鼻涙管につまりはないか等、動物病院でチェックしてもらうことも良いでしょう。
もし鼻涙管が詰まっている場合や極端に細い場合は、定期的に鼻涙管洗浄の処置をすることも選択肢の一つです。


・食事もその子にあったものを与えましょう
実は涙やけの改善方法として効果的と言われているのが、ごはんの改善です。
ごはんの改善と言っても何から始めたらよいかわからないですよね。
一説によると、食品に含まれる添加物や着色料などが、排泄しにくく、変色しやすい涙をつくるともいわれています。
添加物の少ない食品を与えることで、涙やけが改善したという声をよく聞きます。
実は私の飼っているトイプードルも、涙やけがひどかったのですが、食事を手作り食にしたところ
劇的に涙やけが綺麗になりました。
逆に、添加物の含まれているおやつや液体状のごはんをあげてみたところ、
また涙やけが復活してしまったこともあります。
添加物が100%の原因とは言い切れませんが、添加物の少ない食事が涙やけに良い可能性は高そうです。


目に良いサプリメントも効果的なようですよ。



・普段から目を清潔に保つ

目元を清潔な状態に保つことで、眼を守るためにでる涙の量を適切な量に調整することができます。
涙が多い場合には、涙やけ専用の洗浄液で優しく拭き、普段からケアしましょう。
洗浄液は、
・刺激の少ないもの
・添加物が少ない、自然に近い成分でできている
・香料などがついていない
など自然に近く、お肌に優しいものを使うとよいでしょう。




・乾いたコットンで拭く
目元が濡れた状態で放置されると、雑菌の繁殖の原因にもなります。
洗浄液でケアした後は、乾いたコットンなどで優しくふき取り、水気を拭きとってあげると
より清潔な状態を保つことができるでしょう。


一度赤くなってしまった毛は、すぐに白く戻ることはありません。
日々のケアを気長に丁寧に行っていきましょう。


ご自身でケアをする時間がない場合には、
ペットシッターを利用して、ケアもお願いしてみるのも良いかもしれません。
Tokyo Sitterのお客様には、ブラッシングやお顔拭きをご依頼されるお客様が多いですよ。
涙やけになった場合の改善方法は?
上記のように事前にできる予防はしたものの、涙やけになってしまった。
そのような場合にできる改善方法をご説明いたします。


まず、赤茶色に染まった目の周りの毛については、カットすることをおすすめします。
一度変色した毛はすぐには白くなりません。
また上述の通り、雑菌が繁殖して変色しているので、カットすることで清潔な状態になりやすくなります。


しかし、毛をカットしただけでは、また涙が溢れて生え変わった毛も変色させてしまいます。
根本の原因が解決されなければ、変色を繰り返してしまいますよね。
無理して市販の漂白剤などを使い続けることは、皮膚へのダメージにもなりかねないですし、
なにより沁みたり痛みを感じてしまったら
愛犬が目元のケアを嫌がってしまうようになりますよね。

ひどい涙やけの場合、動物病院で診てもらうと
鼻涙管洗浄の処置や抗生物質の点眼薬、ヒアルロン酸の点眼薬などを処方してもらうことがあります。
先生と相談しながら無理のないケアを根気強く続けていきましょう。


また涙やけを拭く際には
重曹も良いといわれています。ホウ酸よりも毒性が低く、安全性が高いと考えられています。
ただし、重曹は炭素水素ナトリウムであり、塩分を多く含んでいるので、誤飲をしないように十分注意をしましょう。


根本から見直すためには、先ほども述べた通りフード選びも大切です。
下記の点に注意して、ごはんを見直してみるのも良いでしょう。

■低アレルゲン食材が主原料である(魚や鹿肉、ルー肉など)
■低温調理されている(栄養素が破壊されていない)
■添加物が少ない(合成保存料、着色料が使用されていない)


ぜひお試しくださいね。