今回の豪雨による中国南部の揚子江中下流にある世界最大規模の水力発電用の三峡ダムでは、最高水位まで達し水圧による崩壊危機まで危惧されている。もしこのダムが限界水位を越え、氾濫したり水圧に耐えられず崩壊することになれば、揚子江下流の上海地域の大洪水は避けられず、この地域に建設された9基の原発まで悪影響が及ぼされる。

韓国の専門家は「三峡ダムが氾濫しこの地域が浸水すれば、大型原発事故が憂慮される」とし「日本の福島原発が浸水による原子炉冷却機能喪失が原因で事故が起こったことと同じような事態が再現される可能性がある」と語った。