韓国の公共企業に就職しようとする学生たちが集まるインターネット上のコミュニティサイトによれば、韓国の公企業への就職倍率はなんと150倍。そして、その中でも仁川国際空港公社は3年連続「最も行きたい公企業」に選ばれるほど人気が高い。
筆記試験の難易度は5級公務員試験(9級が最下位で、5級からは高級公務員。日本で言う「キャリア公務員」である)ほどで、面接もロールプレイング面接、討論面接、英語面接、実務面接など4段階を経る必要があり、その途中には論述試験まで行われる。
そんな狭き門をくぐり、晴れて仁川国際空港公社の正規職員になれば1年目から年収は約4600万ウォンと韓国のエリート企業・サムスン電子と同程度の待遇が約束されるのだ。
・・・それなのに、だ。職種や成果を見ることもなく
自動的に正社員の座を得る、パート労働者がいて良いのだろうか?