作家の室井佑月氏が2日、TBS系「ひるおび!」で、新型コロナで40人を超える死者を出した永寿総合病院の看護師の手記について「こういう美談を出してきて」「すり替えっぽく感じる」などと語った。

 番組では新型コロナの集団感染を起こした東京の永寿総合病院院長が行った会見について報じた新聞記事を紹介。湯浅祐二院長は新型コロナを疑うタイミングが遅れたことが感染拡大の1つの理由だったとし謝罪した。

また、同病院の看護師の手記も紹介された。亡くなった患者への謝罪から始まり、正体がわからないウイルスの恐怖から泣きながら防護服を着るスタッフがいたこと、それでも家族や地域の人たちが支えてくれたこと、他の病院でクラスターが発生した時に、4人の看護師が志願して救援に行ったことなどが生々しくつづられている。