小学生のころ。
授業中、緑のボールペンを使っていると途中で書けなくなった。
どうやらボールペンに空気が入ってしまったらしい。
「何だよ、買ったばっかなのに」
振ってみるが効果はない。
そこで俺は授業そっちのけでボールペンを分解し始めた。
そして芯を口にくわえ、思いっきり吹いてみる。
顔が真っ赤になったがまだ書けない。
今度はなんとなく吸ってみる。

…ジュボ

インクは一気に口の中へ
「ウゲッ」
クラスは大パニックだった。そりゃそーだ、隣の席のやつがいきなり緑の液体を吐いたらだれだってびびる。

それから俺のあだ名が「ピッコロ」になったのはいうまでもない。