京町家とは、実は明確な定義があるものではないが、京都の町人たちの住まいである。登場は8世紀、京都が日本の首都となり、中国・西安を模した平安京が作られたのが794年のことだ。通りが縦横に走る条坊制が取られたため、通りに対して整然と家が並ぶようになる。