嚥下は、主に舌の運動により食べ物を口腔から咽頭に送る「口腔期」(図1)、嚥下反射により食べ物を咽頭から食道に送る「咽頭期」(図2)、食道の蠕動(ぜんどう)運動により胃まで運ぶ「食道期」(図3)に分けられます。嚥下には多くの器官が関わっており(図4)、これらが障害を受けるさまざまな疾患で、嚥下障害が起こります。