では、退職後にはどのくらいのお金が必要になるのか実際に計算してみます。

一般的な定年退職年齢が60歳、平均寿命を80歳と仮定して考えます。

総務省の家計調査年報(家計収支編)平成28年度によれば、全ての世帯(単身・二人以上世帯合わせて)の家計消費額は1世帯当たり1か月平均242,425円となっており、この消費を20年間続けるとすると、

24万円×12ヶ月×20年間=5,760万円

が平均した退職後の1世帯あたりの平均消費額と考えられます。

単身者の場合にはこれよりは少なくなりますし、夫婦で老後を過ごす場合にはやや高い金額になると考えると良いでしょう。

なので、「一人当たり3000万円くらいが老後に必要となる」と考えておきましょう!