われわれはDPPHラジカル、鉄の酸化還元反応(Fenton反応)により発生するヒドロキシラジカルを利用し、フコイダンの抗酸化作用の検討を行いました。得られた結果は各々の濃度でフコイダン濃度の増加とともに増加し、フコイダンの抗酸化能が認められました。また茶、ハーブ、赤ワインに含まれる抗酸化能をもつポリフェノールの存在が示唆され、このポリフェノールの存在がフコイダンの抗酸化効果を見出しているともいえるでしょう。
これらのわれわれの実験結果により、このフコイダンの抗酸化能が、老化、癌をはじめとする種々の疾病の改善に関与するであろうということが期待できるでしょう。