1899年にスウェーデンのユングナーが発明した蓄電池です。正極活物質にオキシ水酸化ニッケル、負極活物質にカドミウムを用いているため「ニッケル・カドムウム充電池」、別名を「ニカド電池」とよばれています。
最大500回ほどの充電に耐えられるほど頑丈で、安定した電力を連続で放電できること、加えて負荷特性も優れていることから、現在では、コードレス電話、シェーバー、非常照明などに使用されています。
しかし、放置しているだけで内蔵電力が減少してしまったり、中に電力が残っている状態で充電してしまうと、充電容量そのものが減少してしまう「メモリー効果」が起きてしまうなどのデメリットがあります。
また、人体に影響を与えるカドミウムを使用しているため、近年では減りつつある蓄電池でもあります。