メガワット規模の電力貯蔵能力を持ち、定格出力で7時間相当の運転が可能で、複数のモジュールを直並列にすることでさらなる大容量化も可能です。エネルギー密度は鉛蓄電池の約3倍と高く、少ないスペースに設置することができます。長期耐久性(約15年)に優れており、自己放電も起こりません。容量に比して安価に設置できます。システムのリモート監視が可能で、メンテナンスが容易です。以上のような長所を持つ一方、短所としては、作動させるためには300度という高温が必要な点と、ナトリウムと硫黄という危険物を使用するため、安全の確保と事故の際の対応に留意する点が挙げられます。