最も古い歴史を持つものが、「鉛蓄電池」です。主に自動車のバッテリー、非常時バックアップ電源などに用いられています。
マイナス極に鉛、プラス極に二酸化鉛、電解液に希硫酸を用いた電池です。
1kWhごとに5万円と比較的コストも安価で、広い温度範囲で動きます。過充電にも強いとされ、使用実績が多い電池です。また、充電から放電を1サイクルとした場合の鉛蓄電池の利用可能サイクル数が3000回を超えるとされ、年数にして約17年と、蓄電池の中でも長寿命のものであると言えるでしょう。
ただし、充放電のエネルギー効率がほかの電池よりも低くなるなどの課題があります。