1817年に初めて、ジェームズ・パーキンソンが「振戦麻痺に関するエッセイ」で、後に彼の名を冠することになる病気について初めて述べました。19世紀後半、フランスの神経内科医シャルコーは、以前は「振戦麻痺」と呼ばれていたこの病気を「パーキンソン病」と呼ぶことにより、ジェームズ・パーキンソンを賞賛しました。シャルコーはまた、振戦を伴わないタイプのパーキンソン病についても記載し、パーキンソン病にみられる動作の鈍さは、もともとジェームズ・パーキンソンが考えた「筋力の低下」とは異なった病態であることを指摘しました。
1919年に、パーキンソン病では中脳の黒質の神経細胞が脱落することが発見されました。