パーキンソン病は全人口の1000人に1人くらいの割合で患者さんがいると考えられていますが、加齢も危険因子になり、60歳を超えると1%(100人に1人)以上の人がパーキンソン病で年齢とともに多くなってくるとも言われ、高齢化社会においてますます頻度の高い疾患となってきています。年齢とともに起こってくる遺伝子の働きの変化がわかってきていることからも、家族性パーキンソン病のみならず、一般にパーキンソン病で発症や進行具合に遺伝的因子が関わっている可能性が指摘されてきています。