しかしパーキンソン病には、10代、20代、30代の働き盛りに発症するタイプの、遺伝的要素の強い若年性パーキンソン病(AR-JP)と呼ばれるタイプがあるのです。
若いのに、指がぴくぴくする、手足がふるえる、歩きにくく「すくみ足」が出たりする、体がこわばって強い痛みが生じる、そして他の病気が見つからず、心療内科などの治療でも一向によくならない…。それは若年性パーキンソン病かもしれません。
専門家にも知らない人が多く、正しい診断に至る道のりは非常に険しく、精神科の病気などと誤診され、漫然と効果のない治療を受けつづけている人も少なくないと思われます。