一般的に、30歳を過ぎて「振袖を着る」ことが「非常識」だと考える人は多い。特に、年齢が上の世代(55歳以上)はほぼそう考え、自分の娘には「着せることを躊躇」するだろうし、「着るものではない」と嗜めるだろう。またそんな「親の常識」に影響を受けた女性達は、もし、他人が30歳をすぎて振袖を着ている姿を見れば「目を顰める」ことに違いない。

振袖は未婚女性のための着物なので、原則年齢制限はありません。しかし、若い未婚女性のための着物というイメージが根付いているため、みっともないと考える人も多いようです。また、振袖を着ている=求愛を受けられる未婚という意になるため、「あの年でまだ未婚なんだ…」「恋愛にがっついている」と思われることもしばしば。ただ和装が好きなだけなのに、そのような受け取り方をされるのは不本意ですよね?

振袖を着たい30代以上の未婚女性は、柄や色合いが控え目な中振袖(少し袖丈の短いもの)を選ぶと落ち着いた雰囲気に見えるのでおすすめです。