タクシーは、営業認可地域内において、所定の乗り場などでの「客待ち」、街中を走行して乗車希望の客を見つける「流し」、電話などでの依頼に基づく「配車」をおこないます。運賃については、基本的に乗車した距離(時間を併用する場合もあり)に応じて精算します。
一方、ハイヤーの場合は、ハイヤー専門会社、あるいはハイヤー部門を持つタクシー会社に、企業などの利用者側が事前に利用を申し込みますが、申し込み審査や保証金が必要な場合もあります。
また、乗務員や車両を固定配置する専属契約を可能としている例もあります。ハイヤーの利用料金については、基本的に営業所を出てから戻ってくるまでの全行程を課金対象として精算します。
実際のところ、企業の役員専用車として、あるいは葬儀社やゴルフ場の送迎用途として、専属契約を結んでハイヤーやドライバーを長期にわたって貸し切るケースも多く、タクシー運賃と比べるとかなり高めの料金設定となっています。