めまいやふらつき、動悸、息切れ、倦怠感、疲れ、手足の冷え、発汗、のぼせ、頭痛、不眠、食欲不振……これらの症状が起こる自律神経失調症は、実はホルモンバランスの変化と密接にかかわっています。
女性ホルモンの分泌は、脳(視床下部・下垂体)や神経からの指令で行われています。そして、このホルモン分泌の指令を出す脳の部位と、自律神経をコントロールする脳の部位は近いところにあります。そのため、ホルモンバランスが乱れると自律神経まで不調をきたし、逆に自律神経の不調からホルモンバランスが乱れてしまうことがあるのです。
自律神経失調症の治療は、症状の改善を図るとともに、ホルモンバランスと自律神経を上手くコントロールしながら治療を行うことが重要です。