乳房再建手術には、からだの組織を使う方法と、シリコン製の人口乳房(インプラント)を入れる方法があり、からだの組織を使う場合は、背中やお腹の筋肉などを移植し、人口乳房を入れる場合は、胸の皮膚と筋肉を拡張する「ティッシュ・エキスパンダー」を併用するのが一般的です。


なお、これまで、人口乳房を入れる方法での乳房再建手術は、保険適用外とされていましたが、2013年に厚生労働省が「乳房再建手術」での使用を条件に、一部のティッシュ・エキスパンダーとシリコンインプラントの保険適用を認可したため、高額療養費制度などを利用して手術を受けることができるようになりました。