【洒落怖】 エスカレーターに乗っている母娘 (名作・長編)
するとつれの女の子が興味をもったらしく、 「どれどれ」とその丸窓を覗いていた。 「本当だ」と、なんだかはしゃいでいた。 俺は俺で酒を飲みながら、「独りでそれがあると怖い」だのと、 あーでもない、こーでもないと話していた。 実はその娘が気に入りだしてたわけだが。 しばらく覗いている彼女が、ふと「誰かいるよ」と言って俺を呼んだ。 「まさかぁ」 酔っ払いかなんかだろうと、隣から覗くと誰もいない。 「いないじゃん」 そういって彼女を見ると、「いないねぇ」と。
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幽霊・妖怪・悪魔・人間などが関わる怖い話や都市伝説や時空系などの不思議な話を単発で紹介します。