義満ちゃんへご無沙汰しています。
篠塚です。
あれから大分経ったわねぇ。
もう大丈夫?怖い思いをしてなければいいのだけど……
いけませんね、年をとると回りくどくなっちゃって。
今日はね、義満ちゃんに謝りたくてお手紙を書いたの。
でも悪い事をした訳じゃ無いのよ。あの時はしょうがなかったの。
でも……、ごめんなさいね。
あの日、義満ちゃんがウチに来た時、先生本当は凄く怖かったの。
だって義満ちゃんが連れていたのは、
とてもじゃ無いけど先生の手に負えなかったから。
だけど義満ちゃん怯えてたでしょう?
だから先生が怖がっちゃいけないって、そう思ったの。
本当の事を言うとね、いくら手を差し伸べても見向きもされないって事もあるの。