特攻隊として飛び立った彼は
自分が二度と母国の地を
踏むことは無いと知り
胸の痛みを感じつつも
生きている喜びを感じる。
涙をこぼすことなく
恐れることなく彼は飛んだ。
みんなの夢を守るために。
戦いに行くのは自分一人だけでいい。
愛と勇気だけを連れて行くから。
幸せとは何か
何のために生きるのか
その答えを知らずに生きるのは嫌だ。
時は過ぎ
彼は微笑みながら
特攻隊としての任務をこなした。
まるで光る星が消え行くように。
彼は微笑みながら飛んだ。
みんなの夢を守るため。