以前はごく一般的な暮らしでした」という彼女だが、住宅ローンの早期完済を目標に始めた節約が楽しくなり、「なくても済むもの」をどんどん排除していった結果、ガス、携帯、冷暖房、車、冷蔵庫がない暮らしになっていった。
「調理はホットプレートやフライヤー、入浴は湯船に水を張り、ヒーターでお湯を沸かせば問題なし。高いプロパンガス代がなくなり、固定費が大きく削れました」(大庭さん、以下同)
電気の契約も30Aに落とし、電気代は月4000円程度という。生活費は食費、電話、電気、上下水道、固定資産税、学費をすべて合わせても月7万円。住宅ローンを返済した今は、子供たちの教育費を貯めようと節約に励む毎日だ。