大切なのは、
「ステロイドは急にやめない、徐々に強度と量を減らしていく」ということ
【アトピー治療】よくわかる!脱ステロイドとリバウンドの正しい知識
脱ステロイドしても失敗ばかり・・・。脱ステができるか不安でステロイドを使えない・・・。このような経験をお持ちの方へ、効率のいい上手な脱ステロイド方法をわかりやすく解説します。
こんにちは。アトピちゃんママ運営責任者の円本です。
アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患は解明されていないことが多く、専門医院に通ってもステロイドをはじめとする「痒みを抑えるだけ」の対処療法が中心となります。
しかしリバウンド症状など副作用も強く、快適な肌環境を作るのは非常に難しくなっています。
そこで本日は効率よく脱ステロイドできる方法をご紹介いたします。
ステロイド薬で炎症を抑えられてもそれは一時的なもので、バリア機能が向上したりドライスキンが改善した、というわけではないのです。
この段階で使用を止めてしまうと炎症は再発しますし、以前よりもさらに悪化した状態に陥る「リバウンド症状」が起こってしまいます。
脱ステロイドは適切な方法で時間をかけて行わないとリバウンド症状が起きてしまい悪化してしまう危険性があります。焦らないことが肝心です。
下記は一般的とされている脱ステロイドの方法です。
①1回のステロイドの使用量を減らす
・量を減らしすぎると症状が悪化してしまいます。徐々に減らすようにします。
・量を減らした状態で問題がなくてもしばらくはその塗布量を続けてください。
②使用回数を減らす
・1日に複数回塗布している場合、回数を減らしてみましょう。
・量を減らした状態で問題がなくてもしばらくはその回数を続けてください。
③使用を中止する
・量を減らし回数を減らして状態が落ち着いている場合は、一旦使用を止めてみましょう。
・少し痒みや赤みが出てきたとき、症状が抑えきれないときはステロイド薬を塗布してください。
アトピちゃんママに投稿していただいた脱ステロイド成功者からのお声のほとんどが、医薬部外品や保湿剤を併用されています。リバウンド症状を起こさないためにも塗布量のバランスが大切です。
この図のように、症状が改善するたびに、すぐにステロイド利用を中止してしまうと、再発を繰り返します。改善してからもしばらくは低用量で続けることがポイントになります。
時間をかけずに中止してしまうと、再発の先にはリバウンド症状が待っています。
5~7日のサイクルで少しずつ「ステロイド/薬用クリーム/保湿剤」の割合を変化させていきます。
そしてキープ期としては平均2~3ヶ月、薬用クリームと保湿剤で肌をケアしていくことがポイントです。
お肌の酸化環境を改善させることにより、皮膚のバリア機能を高め、ステロイド薬のリバウンド症状の軽減や抑止を行う効果を見込めます。
アトピちゃんママに寄せられているお声ではES-27を併用することで脱ステロイドに成功されたとの投稿もよくございます。
今回の特集はいかがでしたでしょうか。
病院ではステロイド薬で症状を抑えることは可能ですが、根本的な治癒やその後のアフターケアは難しい状態です。
脱ステロイドはしっかりと時間をかけて行う必要がありますが、薬に頼らない皮膚状態を保つことは必要なことです。今回の特集で繰り返し何度も読んでいただいたと思いますが、やはり「焦らずじっくり」です。
今回は、一番お声をいただいていた電子付加治療との併用について書かせていただきましたが、それ以外でも何かと併用して脱ステロイドの効果を高めることはとても重要です。
アトピちゃんにとって手助けとなれれば幸いです。
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