クリップス(Crips)とは、アフリカ系アメリカ人を中心としたストリートギャング。1969年にアメリカ合衆国のカリフォルニア州ロサンゼルスで誕生し、レイモンド“レイレイ”・ワーシントンやスタンリー“トゥッキー”・ウィリアムズの指揮の下でアメリカ全土に勢力を伸ばし、現在では3万人から3万5千人の構成員を有する。殺人、強盗、麻薬取引などの凶悪犯罪を行うことで悪名高い。その活動の多くは、個々の地域やコミュニティに点在する「セット」と呼ばれる小さなグループ単位で行われている。
ブラッズ(Bloods)はアメリカ西海岸のストリートギャング。
活動の拠点は主にロサンゼルス。クリップスに脅かされていた一派が、Athens Park Boys(en)、LA Brims、Black P Stones、Piru(en)、Bishopsを中心に結成された。現在はクリップスと共に「2大黒人ギャング」、「2大ストリートギャング」などと言われている。カラーは赤を基調とし、セットと呼ばれる二次団体的グループの名前は基本的にBで始まる。
マラ・サルバトルチャ ( Mara Salvatrucha )とは、中央アメリカ及びアメリカ合衆国に存在する大規模なギャングのことである。一般的にはMS、Mara、MS-13等と呼ばれている。組織はエルサルバドルを中心にグアテマラ、ホンジュラス及びその他の中央アメリカ諸国出身者等で占められている。組織の内部はいくつかの排他的なグループや派閥があり、また、彼らは全米及びラテンアメリカの各国に存在しているとされている。
タイニー・ラスカル・ギャング (Tiny Raskal Gang)とは、アメリカ合衆国カルフォルニア州を中心とした全米を拠点とし、主にカンボジア、タイ、ベトナムなどアジア系のメンバーからなるギャング組織である。 " TRG " と略称されることもある。
ラテンキングス(英文表記:Latin Kings)とは、アメリカ合衆国のシカゴに拠点を置き、全米に2万人の構成員をもつヒスパニック系のストリートギャング。主にジャマイカを始めとする中南米や南米からの武器・麻薬の密輸入や密売を行っている。シンボルカラーは黒と金(代用で黄色なども使用)分布はアメリカの南部 (SOUTH) のマイアミやロサンゼルスなど。
エイティーンス・ストリート・ギャング (18th Street Gang)とは、アメリカ合衆国の犯罪組織。
1985年に結成されロスアンゼルスを拠点とし、主にメキシコ系のメンバーからなるギャング組織である。ロスアンゼルス地区だけでも2万人以上のメンバーを数え、全米最大のギャング組織と言われている。多くのメンバーがアラビア数字の"18"、もしくはローマ数字の"XV3"のタトゥーを彫っている。
スレーニョス(Sureños)とは、アメリカ合衆国、カリフォルニア州に存在するメキシコ系アメリカ人によるギャング集団のことである。
メキシコ国境に程近い南カリフォルニアに起源を持ち、同じメキシコ系アメリカ人で組織されるエイティーンス・ストリート・ギャングやノルテーニョスとは異なる組織であり、500以上の組織がカリフォルニア州全体に分布している。
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