『Noi』サムイ島- 20歳の天使 エピソード1
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【南国小説】『Noi』サムイ島- 20歳の天使 エピソード1。17シリーズのまとめページです。
目次としてご利用ください。
僕がコ・サムイに初めて訪れたのが昨年(2012年)の12月。それからわずか5ヶ月の間に4回もこの島を訪れることになるなんて、当時の僕にはまったく想像もつきませんでした…
コ・サムイとは、タイの南部にある同国で三番めに大きい島。東南アジア有数のリゾートアイランドだ。「コ(Koh)」とは、タイ語で「島」という意味。だから、サムイ島は現地では「コ・サムイ(Koh Samui)」といい…
初めてコ・サムイに降り立ったのは、夜の9時ごろだった。到着したサムイ国際空港には、ボーディングブリッジなどなかった。乗客は小屋のような建物の前で降ろされた。すると、なんとそこにイミグレーションがあった。屋根こそついているものの、オープンエアーである。しかも、虫の大合唱がそこら中から聴こえてくる…
コ・サムイでの男のナイトライフについてであるが、下調べしていた情報によると、同じビーチリゾートのパタヤやプーケットと比べると、あまり盛んではないようだった…。
電気を消し、真っ暗な中、僕は彼女の若々しい肌ざわりを確かめるように、身体を背中から腰へと撫でた。特に彼女のクビレがすごかった。彼女を僕のところにぐっと引き寄せ、そのクビレの感触を確かめるように…
何度か視界に入ってくるうちに、僕はその茶髪の女のコに惹かれていった。近くでも見ても、そのコはかわいかった。少なくとも、僕がこれまでコ・サムイのバーをまわった中では、彼女が一番のように思えた…
Noiが突然、僕をベランダに閉め出したのだ!ドアを閉めてロックし、そしてカーテンをピシャっと閉められ、完全に中が見えないようになってしまった。しまった!やられた!…
僕がこの島の異変に気がついたのは、この日の夜もバー巡りを開始しようと、チャウエンの目抜き通り、ビーチロードに出た時だった…
ラマイの夜空には、星が多く輝いて見えた。街に明かりがなく、暗ければ暗いほど、すぐ近くのまわりのものは見えにくかったけど、遠い遠い夜空に浮かぶ星々をより鮮明に綺麗に映し出していた…
タクシーの中で、Noiは寂しそうに「I miss you」とつぶやいた。彼女が話すことができる、数少ない英語のひとつだった…
僕は自分の心に問いかけた。「Noiに逢いにいきたいか?」…答えは「Yes」だった。
「Noiのいない夜なんて、すごしたくない!」
タリンガムのホテルでひとりぼっちが嫌だった僕は、Noiをまきこんで、こんな山の中で「ふたりぼっち」にしてしまった…
一度着火した恋の炎は、それからどんどん大きくなる一方だった。恋のトリガーは、その後も僕の前に次々に現れ、好むと好まざるとに関わらずどんどん引火していった。まるで、それまでの退屈な人生に、刺激という油を一気に恋の炎に注いでいくかのように…
起きてもお互い何を話すでもなく、僕はただひたすらNoiのカラダ全体にキッスをしていた。
すっかりNoiのカラダが愛おしくなっていた…
自分が「お客さん」としてではなく、まるで友達として彼女たちの輪に入れてもらえていたことが、とても新鮮だった…この異国の地、タイのコ・サムイというリゾートアイランドで出会った気さくな女のコたちに、自分の居場所を見つけたように感じた…
何ていう運命のいたずらなんだろう?話が出来すぎてはいやしないか?昨晩のセックスでコンドームが外れ、僕の不安もかなり高まっている時に、ふとやって来たタロット占い師が、Noiに直近で妊娠するかもしれないから気をつけなさいという占いを言い渡したのだ…
「No have baby! No have baby! I have period!」どうもつい先ほど、Period、つまり生理が来たというのだ…
Noiがいなくなって、独り頭が空っぽになると、コ・サムイでのすべての出来事は、この強い日射しの照りつける白昼の夢のようにも思えた…
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