「多くの男性は、女性にキャリアがあること自体を嫌だと感じているのではなく、キャリアがあることで、家庭（恋愛）がおろそかになったり、自分を後回しにされたりすることを不安に思っています。

キャリアウーマンもその相手の男性も、両方がキャリアという側面にだけフォーカスをあてすぎてしまっているんですね」。

あくまでも働いている時は仕事第一というスタイルを貫いていても「その他では“人一倍”女性らしい自分でいたり、可愛く頼ってみたり、職場とは全く人が違う、というような自分を表現してみるとバランスがとれます。

仕事をする自分と恋する自分、自分の中にはさまざまな側面があることを積極的に自覚することで、仕事をしながら愛されるあなたに無理なくなれるでしょう」。

「彼氏に対して、女性として相手をどのくらい必要としているのかを伝えてみてください。自分が活き活きと仕事ができるのも彼の存在があるから、ということを伝えるのもいいですね。

仕事は、お互いの関係性からみれば実際は二の次のことなのです。ですから、どんなに普段“自分が彼の存在に支えられているのか”を伝えましょう。相手を下に見てしまうとそれは相手にも伝わり、ますます男性としてのプライドを傷つけてしまいます。

積極的に彼に頼ることを心がけるのも大切です。彼に“この女性には自分が必要なんだ”と自然に思ってもらうことでバランスがとれるようになるでしょう」。

キャリアを積んで年収もそれなりの女性のお悩みでよく聞くのがこちら。

斎藤さんは「目に見える経済・社会・会社的な条件であるレベル以上を求めてしまうと、圧倒的に既婚者が多くなります。

まだ発展途上だけれど、これから活躍する可能性のある人であれば、たくさんの独身男性が存在します。そういった人を見抜き、お互いに育て合うことができればいいですね。いずれ結婚して彼の社会的地位が上がるということも、おおいにあります」。

「最初から完成品を求めると、多くの人がふるい落とされてしまいます。人に歴史あり。恋愛もキャリアも時間が育てます。目先のことに惑わされず、あなたに相応しい可能性を秘めた男性を見抜くようにしてくださいね」。

仕事ができる人はまず、「何時までに何の仕事をこなすのか」といった、タイムテーブルをしっかり決めています。そしてその時間に合わせて「何をどれだけの時間で終わらせればいいのか」と、逆算。するとまず何から始めたらいいのか、見えてくるわけです。これを恋愛と仕事でも活用しましょう。
今日の夜は6時から恋愛の時間、と決めたらこの日の仕事はそれまでに終わらせるようタイムテーブルを組むのです。ここでは、6時になったら、きっちり頭を切り替えて恋愛モードになることが重要。どんなに仕事で煩わしいことがあっても、考えてはダメ。6時以降は恋愛の時間なのですから、きれいさっぱり忘れて、恋人に癒やされてください。こういう頭の切り替えは、絶対だいじですよ！

仕事で忙しいと少しでも空いた時間は、彼に会いたくなりますよね？　でもそこでついやりがちなのが、自分のエゴを押し付けることです。あなたが暇な時、彼もちょうど暇ならこんなに素敵なことはありません。でもこんなことは滅多にありません。あなたが暇でも彼は忙しいとか、その逆というパターンがしょっちゅうあるでしょう。それなのにあなたは自分が暇だからと言って、彼に「すぐにでも会いたい」「せっかく時間が空いたのに」と、わがままをいうのは禁物。彼のお荷物になってしまえば、結果的に仕事と恋愛の両立は難しくなるのです。そこで彼がかまってくれなくても、ひとりの時間を充実させるよう工夫しましょう。趣味を持つのが一番ですし、次の彼の暇な時間に合わせられるよう、少しでも仕事を減らしておくのも一案。いずれにしても、彼の負担にならず時間を有効活用するのが、上手な両立につながります！