「鈴木さんにも分かるネットの未来」の読書感想・レビュー・書評まとめ

岩波新書の書籍、「鈴木さんにも分かるネットの未来」(川上 量生 著 )を読まれた方たちのレビュー・感想・書評をまとめてみました。これから読んでみようか検討している場合の参考に!

yokumieru さん

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鈴木さんにも分かるネットの未来 紹介

いまやネットなしには毎日はありえない。そのネットの世界では何が起きているのか。ネットの世論とは。コンテンツは。国境を越えているのか。書籍やテレビ、新聞を凌駕するのか。そしてリアルとネットの関係は…。みずからもパイオニアとして、ネット世界での様々な試みを実現してきた著者が、ネットのいまと未来を活写する。

内容(「BOOK」データベースより)

ネットの世界では何が起きているのか。ネットの世論は、どのようにつくられるのか。テレビ、新聞を凌駕するのか。そしてリアルとの関係は…。パイオニアとして、さまざまな試みを実現してきた著者が、縦横無尽に綴る。ネットによって、世界は、どこに向かっていくのだろうか?

鈴木さんにも分かるネットの未来 レビュー・感想・書評

楽しみながら読む内に、ネットの現状・背景・業界事情~ユーザー心理まで、いつの間にか体系的に大体把握できてしまいます。

出典 amazon

小難しいビジネス書でも、専門用語だらけの技術書でもありません。
面白く読む内に、ネットが分かる本です。

「ああ、分かる分かる! 確かにそうだよね」
「へえ、そういう背景があったんだ」

誰もがよく知るYahoo!や2ch、facebookやニコ動ほか多数のWEBサービス、
ブログ炎上やビットコイン騒動、無料ビジネスモデルほか多数の現象、
電子書籍やTVなどネットが変えていく業界の変化などなど

楽しみながら読む内に、
ネットの現状・背景・業界事情~ユーザー心理まで、
いつの間にか体系的に大体把握できてしまいます。

自分はwin95からネットを使っていますが、
漠然と理解していたつもりだっただけ、と分かりました。
初心者にも、詳しい(つもりの人)にも、おすすめできる良著です。

滅茶苦茶面白い…。
こんなにネット語れる人他にいるのかな…。

滅茶苦茶面白い…。当方川上さんのファン故、補正かかっているかもしれないが、こんなにネット語れる人他にいるのかな…。コンテンツとプラットフォームの関係、オープン/クローズド戦略、ネット上の国境、テレビ、電子書籍、人工知能、ビットコイン…どれもこれだけ語れれば充分と思える内容が書いてあります。今後の展望について客観的に述べた後、自分の意見を必ず述べているところも、読んでいてスッキリする。Google, Apple, Amazon... 海外のプラットフォームに搾取される日本、ファミコンやiモードに変わるものを

インターネットに対するイデオロギーを再考できて良かった

出典 amazon

イデオロギー的な主張を,それが当然,未来への理想だと捉えるユーザが増えているのは感じている.
インターネットを90年代に触り始めた人は,インターネットに,何か怪しい...と感じた人が多くいたと思う.
今でもその感覚を忘れずに使っている人もいる.
しかし,2000年代以降から触り始めた人は,それを感じる経験をせず,使っている人も多いのではないか?
この経験の有無はとても大きな差異だと思う.

想像上の戦いで勝つことで,現実を変えていく戦略は,スティーブ・ジョブズが宗教から学ぼうとしていた事だと感じた.

世の中の大半の人はネットについて漠然としたイメージしか持っていないと思うので、この本はリテラシーというかネット世界の導入にぴったりの本だ。

ニコニコ動画を作った人が、ネットの現状・未来について分かりやすく説明してくれている。世の中の大半の人はネットについて漠然としたイメージしか持っていないと思うので、この本はリテラシーというかネット世界の導入にぴったりの本だ。クリエリターが経済的搾取をされることなく、コンテンツを満足に作れる環境になって欲しい。

すごい、、ネットに国境ができる、という論説は初めて聞いたが非常に興味深い。いずれそうなっていくのが自然の流れかなと感じる。

中学時代からニコ動を利用している私としてはUGCに関する洞察は肌感覚で理解できるものが多くありました。

非常にわかりやすくネットのことを解説している良著。

プラットフォームの立場を強めているのはコンテンツホルダーに対して顧客情報を独占できているから。江戸時代の商人が火事になった時でも大福帳と顧客名簿は必ず持ち出すというように、顧客情報は21世紀でも重要みたいですね。

IT業界に行く学生は必読。僕たちの持っているITへの常識に真摯に向き合う本。

ITに詳しくない人でも分かりやすく、ということで纏めているので非常に分かりやすいですね。

同世代の川上君が、自分のために書いてくれた本。。。な訳は全然ないです(※スタジオジブリの鈴木プロデューサー向けに書かれた本らしい)が、ITに詳しくない人でも分かりやすく、ということで纏めているので非常に分かりやすいですね。 「専門用語が堅苦しくとっつきにくくなる理由のひとつは、こけおどしです。」→仰る通り。(^^; インターネット放送の今後に関する考察は、あまり考えたこともなかったのですが、なるほど、と思いました。

この本は非常に冷静にネットを解説してくれます。

ネット関連の書籍はおおよそ著者が興奮した状態で良く分からない技術を声高々に宣伝しまくると言う感じがあるが、この本は非常に冷静にネットを解説してくれます。 ネットについて、ちょっと昔に遡ってきちんと説明する良書だと思います。ネットが良く分からないと言う方にお奨めします。

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