マネースクウェアジャパンのトラリピ特許侵害訴訟はどうして起きた?

資産運用してますか?FX業界がざわついたトラリピ裁判について考えてみました。

エツコS さん

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▼FX業界に衝撃を与えた『トラリピ』裁判

2015年2月、株式会社マネースクウェアHDが株式会社外為オンラインを提訴

外為オンラインの「サイクル注文」および「iサイクル注文」について、「トラリピ」が保有する特許権を侵害しているとして、サービス提供の停止を求める訴訟を起こした

▼『トラリピ』ってなに?

「トラリピ」は自分で決めた価格帯に、あらかじめ複数の注文を出し、値動きに合わせて自動的に売買注文が成立する

新規と決済がセットになった「イフダン注文(IFD)」、イフダン注文を自動的に繰り返す「リピートイフダン注文(RIFD)」、ある値幅にリピートイフダン注文を複数かける「トラップリピートイフダン注文」と全部で3つ。

2007年に特許を取得、「ワナを仕掛けて寝て待つ」システム

▼注目が集まる、そのメリットとは?

あらかじめ設定した注文を自動的にくり返すので、ひとつひとつの判断が感情に左右されません。

経験の浅い人、初心者に取引しやすい仕組み

予想が外れると冷静に判断することが難しくなる人にも向いています

FXを資産運用として捉えたときに効果を発揮する注文手法

▼トラリピ的システムが増えまくった事情・・・

増えすぎちゃったね

FX取引には今も新規に参入する個人投資家が多く、FX取引業者間では激しい顧客の奪い合い

2014年くらに「トラリピの模倣」というワードをちょくちょく目にするようになりました

トラリピなどのリピート注文のスタイルは大きく儲からないけれど、リスクが少ない方法として受け入れられているのではないか

▼この裁判・・・どうなる?

トラリピのメリットを知れば、真似したくなるのかもしれませんが、特許侵害となれば話は別。

知的財産権をめぐる裁判として今後の判決が注目されています。

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