いずも型1番艦となるいずもは2015年4月時点における海上自衛隊最大の護衛艦で,5機のヘリコプターを発着艦できる
海自最大の護衛艦「いずも」が凄すぎて中国が焦ってる
海上自衛隊の歴史の中で最大の威容を誇る新鋭護衛艦「いずも」。3月25日に就役しましたが、それに対して中国メディアが猛反発しているそうです。
基準排水量1万9500トン,全長は248mというスペック値は,旧大日本帝国海軍の航空母艦「飛龍」あるいは雲龍型よりやや大きいレベルと言うと,提督業を嗜んでいる人には分かりやすいだろうか。
帝国海軍が建造した世界最大の戦艦『大和』の全長が263メートルですから、『いずも』は、それに匹敵する大きさです。最大の特徴は空母を思わせる全通甲板。この広い甲板に、最大で14機のヘリを積載することが可能です
就役式には国内外を問わず、多くのメディアが取材に訪れたが、なかでも目立っていたのが中国系の報道機関。外信部記者は言う。
「中国のネットニュースは即日、"日本が空母を保有した"と報じました。続けて、"日本で軍国主義が復活している。安倍首相は危険な賭けに出た"とお定まりの論調が続きました」
「いずも」はその名称からも中国メディアの批判の的となっている。日中戦争に参加した、大日本帝国海軍の装甲巡洋艦「出雲」の名前を受け継いだものとみられているためだ。
「出雲」は1945年、呉軍港に停泊中、米軍の爆撃を受けて沈没した。ある中国メディアはかつての「出雲」の運命を忘れるな。1945年、「出雲」は撃沈され日本のファシズムとともに永遠に海底に沈んだと警告した。
中国人民大学の国際関係学院の金汕栄副院長は解放軍報に対し、「安倍晋三首相は国民の悲しみの気持ちを利用して、軍国主義の野心を支持するよう希望しているのだ」と述べた。
近代化されたとはいえ、中国海軍は、イージス艦などを保有する海自にまだまだ及びません。そこで、潜水艦戦力の増強に活路を見出していました。でも、『いずも』が東シナ海に展開すれば、積載するSH-60K哨戒ヘリによって、中国軍の潜水艦はすぐに捕捉されてしまいますからね
あくまでも海自の呼称は護衛艦です。『いずも』に空母疑惑が浮上するのは、航空機を運用する広い甲板があるからでしょう。ただ、戦闘機を離着艦させるための装置は搭載していませんので、いわゆる空母ではありません。強いて言うなら"ヘリ空母"でしょうか
「いずも」が積載するのは、哨戒ヘリや輸送ヘリといったヘリコプター。したがって、中国が就役させている「遼寧」のような空母ではない。
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