点鼻薬の使い過ぎは逆効果!?

花粉の時期に大活躍の点鼻薬ですが、使いすぎるとかえって逆効果らしい!?

kokaneewadokonee さん

929 PV

点鼻薬のやり過ぎで症状が悪化!?

1年ほどずっと使い続けて、最近効果が薄くなってきて、回数がおおくなり、
おかしいな?と思って調べてみるいると、使いすぎてはいけないと知りました。
鼻詰まりがよけいひどくなってしまったのですが、どうしたら改善されるでしょうか?

点鼻スプレーを一日一回寝る前に使っていたのです。

実は一ヶ月前から点鼻スプレーの効き目が落ちているのがわかりました。

点鼻薬は主に3種類

点鼻薬は以下の3つに大別できます。

(1)血管を収縮させ鼻の粘膜を鎮静化させる点鼻薬(血管収縮性点鼻薬)

(2)副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド)の入った抗アレルギー点鼻薬

(3)副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド)や血管収縮性薬剤の入っていない抗アレルギー

問題になるのは、(1)血管収縮性点鼻薬

血管収縮剤の代表的な成分には、塩酸(硝酸)ナファゾリン、塩酸トラマジリン、塩酸(硝酸)テトラヒドロゾリン(テトリゾリン)、塩酸フェニレフリン、塩酸(硝酸)オキシメタゾンなどがあります。病院で処方する薬と異なり、市販の点鼻薬のほとんどに血管収縮剤が含まれています。

血管収縮剤が血管の壁を通る自律神経を刺激して、血管を収縮させるため、すぐに鼻水が止まります。しかし数時間たって薬の効き目が切れると、鼻粘膜は元の状態に戻ります。

長期間使い続けたり短期間でも頻繁に使ったりすると、血管を「収縮」させる薬に対して血管が逆に「拡張」するようになり、鼻粘膜が腫れやすくなってしまいます。

だんだん薬が効いている時間が短くなり、効果も弱まるようになります。こうなるともっと点鼻薬を使い、さらに鼻づまりを悪化させるという悪循環に陥ってしまい、これを「点鼻薬性鼻炎」と呼んでいます。

点鼻薬性鼻炎になってしまったら?

まず期間ですが、1ヵ月以上にわたる使用は乱用といえます。それから頻度しては1日に5~6回もさすと使いすぎです。

とにかく点鼻薬をさすのをやめること、これにつきます。薬をやめると、最初は
鼻づまりに苦しむことになりますがここが辛抱のしどころです。

最初の2~3日は
辛いけれども、1週間でだいぶ楽になり、2週間たつとほとんど元の状態に戻る

短期間に使用するぶんには問題ありません。具体的には原則として2週間以内、1日の使用回数は2回まで。

あまりにも酷い場合とかもともと鼻づまりの疾患があるときとか場合によっては鼻の手術療法をすることすらあります。

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