政治家らしからぬアウトローなスタイルで、今、ヨーロッパ中の女性をメロメロにしているのがギリシャのバルファキス財務相(53)
各国首脳が集まる国際会議においてもスーツは着ない。ブルース・ウィルス似のルックスに不適の笑みを浮かべながら、革のジャケットに裾を出した開襟シャツというラフなスタイルで闊歩する姿は、「ナイトクラブの用心棒」とも評されており、ギリシャに対して厳しい視線を送るドイツ国民からも「カリスマ性に満ちた人物だ」との声があがっている。
確かに似ていますね
ヤニス・ファロファキスまたはヤニス・バルファキス(ギリシア語: Γιάνης Βαρουφάκης、英語: Yanis Varoufakis、1961年3月24日 - )は、経済学者、ギリシャの政治家である。
このバルファキス氏は一応アテネの出身で、エセックス大学とバーミンガム大学を卒業、ケンブリッジ大学で教鞭をとった後シドニー大学に2年ほど赴任した経験ももっています。
ゲーム企業ヴァルヴ社の招聘エコノミストを勤めたこともあり、今回財務大臣に就任したことでグローバル銀行家やECBをはじめとする中央銀行にとってはまさに文字通りのトロイの木馬的存在になるのではないかといわれ始めています。
政府首脳の国際会議では、ウールのダークスーツに無地かレジメンタルのネクタイというのが暗黙のルール。そんな姿の各国財務相たちに対して、バルファキス氏は黒の革ジャケットと裾を出した青系の色の開襟シャツという型破りなスタイルで会議に臨んだ。
EUに対しては「ユーロは脆弱でトランプで作った城のよう。ギリシャというカードを抜けば全体が崩れる」と迫った。
これはいわば、借金だらけの人間が「こっちが食えなくなって死んだらそっちも困るだろ」と貸し手を脅すようなものだろう。そんな強気の姿勢と彼のファッションはぴったり合っていた。
とにかく借金を背負って返済交渉をしてるとは思えないほどの堂々ぶりで、欧州圏ではかなり話題になりつつあります。
財政面でボロボロになっていたギリシャ国民の目には、バルファキス氏が「頼りになる兄貴」「スカッとさせてくれるヒーロー」「国民待望のカリスマ」として映っていることだろう。
最大の貸し手で難敵のはずのドイツのメディアも「ギリシャ彫刻でしか見られない古典的な男らしさ」「疑いなくカリスマ性に満ちた人物。ダイ・ハード6に出てきそう」などと彼の魅力を評価した。
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