なんと、排便のタイミングを知らせてくれる画期的なウェアラブルデバイスが開発された。平たく言うと「次にうんこがいつ出るかがわかる」機械ということになる。
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その名は「D Free(ディーフリー)」。開発したのはサンフランシスコに本社のあるベンチャー企業、トリプル・ダブリュー・ジャパンで、2015年末にも発売する予定だという。
5月からクラウドファンディングのIndiegogoおよびMakuakeで予約開始予定。価格は現在199ドル(2万3000円程度)の見込みだが、市販価格は50~100ドルまで下げたいという。
現在はFacebookページ(こちら)などで製品に関する情報発信や意見交換などの交流を行っている。
超音波技術ならび医学知識は東北大学の教授や複数名の医師がアドバイザーとなって開発している。
おヘソのあたりに装置を当てると、超音波センサーで膀胱や前立腺の状態を計測して、排泄タイミングを予知する仕組みなのだという。スマホと連動しており、排便タイミングの予想結果はアプリで確認できる。
主な使用用途は介護の現場。
便もれのある高齢者を世話する介護士が使用することで、現場の負担を大きく減らすことが期待されるという。
「介護士の方々が現場でどのように悩まれているのかをインタビューしてきたことがある。1人の介護士が20~30人を見ているが、便漏れがあると3~4人がかかりきりになる。あらかじめ新聞紙を敷けるだけでも助かるという声をいただいている」
将来的に赤ちゃんやペットなど、言葉での意思疎通が難しい相手にも対応することができれば、用途はさらに広がると考えられる。
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