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米海軍の兵器「レールガン」が一般公開されました。どんな兵器なんでしょうか?
kokaneewadokonee さん
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「レールガン」が一般公開
今月4日、ワシントンDCの海の未来科学技術エキスポで、レールガン(電磁加速砲)が一般公開された。
出典 米海軍がレールガンの映像を一般公開! 圧倒的なその破壊力とは? | 日刊大衆-WEB版-
出典 YouTube
The Real Railgun of the U.S. Navy
(動画00分23秒~)「驚くべきことに、膨大な電気エネルギーを集中させ、電磁エネルギーを発生させ、物体をわずか10ミリ秒のうちにマッハ7まで加速します。
出典 米海軍が発表!最新兵器「レールガン」の全貌 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
「レールガン」の性能
物体を電磁誘導(ローレンツ力)により、加速して撃ち出す装置のことだ。日本語では、「超電磁砲」などと呼ばれる。これは、昔からサイエンスフィクションでは定番の"想像上の兵器"だったが、ついに実在の兵器になった。
出典 tk.ismcdn.jp
簡単に説明すると、電位差のある2本のレールの間に弾体をはさみ、弾体とレールに発生する磁場の相互作用によって弾体が加速、発射するという仕組みになっている。電磁気エネルギーを使うため、火薬を用いるよりもエネルギー効率が高くなり、弾の速度が従来に比べ格段に速く、射程も長くなる。
火薬を使う弾薬の初速と比較すると、ライフル銃よりも3.2倍、拳銃よりも8.6倍も速いというからすさまじい。しかも連射が可能で、116メートル離れた目標に対し、1分以内に20発も撃ち込むことができるのだ。
出典 i.gzn.jp
レールに挟まれた砲弾に瞬時に電磁エネルギーを与える
火薬を使う大砲と比べて、より速く、より遠くへ飛ばし、そしてより大きな打撃を与えることができる。
レールガンの登場で、従来、13海里(約24キロメートル)だった射程距離を、110海里(約200キロメートル)まで範囲を大幅に広げることが可能。
出典 音速の7倍で200km先に砲弾を撃ち込めるレールガンをアメリカ海軍が一般公開 - GIGAZINE
コンパクト、低コストも魅力
レールガンのなによりのメリットは、そのコストの安さ。ミサイルが一発50万ドルから150万ドルもするのに対し、レールガンの砲弾は2万5000ドルと格安
エリス氏によると、レールガンは砲弾を撃ち出すのに必要なエネルギーを大幅に小さくすることと同時に、武器として艦艇に設置するのが容易なほど小さくすることができたとのこと。
アメリカ海軍のロジャー・エリス氏
実用化の見通しは?
米軍は今後、射程を360キロまで伸ばすことを目標とし、将来的には宇宙への輸送装置といった宇宙分野で役立てていきたいそうだ。
マット・ウィンター准将は、「信じられないことに、未来の兵器を科学者が設計して現実の物にしているのです」と興奮気味に語り、10年以内に海軍の艦艇にレールガンが実戦投入されると予想しています。
マット・ウィンター准将
2016年からは統合高速輸送艦 (JHSV) で試験が行われる。